ワンちゃんを飼ってる方には、参考になるだろうか?
こんな記事があった。
以下アサヒコムより引用 http://www.asahi.com/kansai/sumai/nyaruhodo/OSK200811120018.html 小型犬が年老いてくると、心臓病が増える。特に、心臓の中にある「僧帽弁」という弁がきちんと閉まらなくなり、血液が逆流する病気になりやすいということが、わかってきている。「先生、せきをするし、なんだかしんどそう」と飼い主が獣医師に訴えれば、病院ではエックス線検査や超音波検査などをする。心臓病と診断され、「毎日、飲ませてくださいね」と大量に出された薬を見て、目を点にする飼い主もいるだろう。「この薬、どうして飲ますのん?」
心臓病に限った話ではないが、飼い主にしてみれば、かわいい犬のために薬を与えたい。けれど、病気の犬にとっては、食欲もないのに薬なんてとんでもない、という感じだ。こんな状況で毎日、1、2回どうして飲ませたらいいのか、と考えると憂うつになるだろう。
方法のひとつは、好物に埋め込むこと。バナナが好きな犬には、バナナに入れる。ほかにも好物はサツマイモだったりパンだったりいろいろだ。そんなことをしても薬だけ吐き出す場合は、薬を粉にして少量の無塩バターに混ぜて鼻の上に塗ると、ぺろぺろなめてくれる。
それでも無理なら、強行策もある。動物病院にある流動食用の高カロリーのフードを少量用意し、薬を粉にして、一緒にプラスチックの注射器に入れる。注射器の先を犬歯の後ろに差し入れ、舌の上に流し込んで飲ませる。
意外に大切なのは、「薬飲んでエライなぁ。ほんまに、かしこい」と心からほめること。そうこうするうち、飼い主の手のひらにある薬を、率先して飲んでくれる犬も出てくる。
ほめられたらうれしい。犬も人も同じだ。(獣医師・石井万寿美)